アメックスの気になる審査基準を解説！年収や職業など通過のための必要条件3選
持っているとステータスにもなるアメリカン・エキスプレス（アメックス）のクレジットカードの審査基準を掲載。必要条件3選を紹介します。また、アメックスの主要クレジットカードは4種類あり、それぞれのサービスの違いや審査基準についても触れています。
アメックスは年収・職業・利用実績の3つの基準で審査は実施される
アメックスのクレジットカードの審査は主に、年収・職業・利用実績の3つの基準で行われます。
また、この3つの基準は、アメックスはもちろんすべてのクレジットカードにおいても共通するので、しっかりポイントを押さえておきましょう。
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職業・雇用形態
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年収（支払い能力）
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利用実績
①条件1：職業・雇用形態
1つ目の審査基準は、職業・雇用形態です。安定した収入がないと審査に通過できない可能性があります。公式サイトに明記されている申し込み条件は下記の通りです。
- 日本国内在住者
- 日本国内で安定した収入を持っている
- 20歳以上
ある程度の安定した収入が必要なため、パートやアルバイトの人は申し込みできません。クレジットカードは後払い方式のため、クレジットカード会社に支払い能力を証明することが大切です。
そのため、正社員で勤続年数が長い人や公務員、大企業に勤めている人は審査に通りやすいと言えるでしょう。目安の年数は会社員や公務員であれば1年以上、自営業者なら3年以上とされています。
派遣社員や契約社員、自営業者などの雇用形態の人は、正社員よりは審査基準が厳しくなります。それでも、安定して継続的な収入があると認められれば、審査に通ります。また、年金受給者でも個人向けカードであれば申し込み可能です。
さらに配偶者に安定した収入があれば、専業主婦・主夫でも審査に通る可能性があります。アメックスは配偶者のステータスや収入なども審査の対象となるのです。クレジットカード申し込み欄に世帯収入の記入欄があり、そちらの収入が審査基準を満たしていれば、審査を通過できるでしょう。
②条件2：年収（支払い能力）
アメックスの審査に通るためには年収も重要です。年収が高いほど支払い能力があると判断されるため、審査に通りやすくなります。
ただし、重要なのは「継続的」に安定した収入があることです。一般的に3～5年ほどの平均年収がチェックされます。そのため、1年だけ年収が高くても審査に落ちてしまう可能性があります。
また、同じアメックスのクレジットカードでも種類によって審査の通りやすさは異なります。個人向けカードには年会費が安い順に「アメリカン・エキスプレス・カード」「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」「プラチナカード」の3種類があります。
年会費が高くなるごとにカードの優待も多くなるため、審査基準は厳しくなるとされています。プラチナカードの審査に通らなかった人はゴールドカード、ゴールドカードの審査に通らなかった人は一般カードの審査に通る可能性は十分にあるため、試してみるのがおすすめです。
③条件3：利用実績
これまで他のクレジットカードの審査に通っており、しっかり支払いをしているほど審査に通りやすくなると言われています。過去にクレジットカードの利用実績がない人は、ある人に比べて審査で不利になる可能性があります。
クレジットカードやローンの支払いを滞納・遅延している人は注意が必要です。信用情報機関に照会すれば滞納や遅延などの情報も分かってしまうため、可能であれば延滞や遅延をなくしてから申し込みましょう。
ゴールドカードやプラチナカードに申し込みしたい人は、まずはスタンダードカードから申し込んで利用実績を積めば発行しやすくなります。
さらに、アメックスのクレジットカードは利用可能枠が一律ではありません。利用可能枠は、利用状況や支払い実績によって異なります。利用実績がない場合、申し込み当初は利用可能枠が少なくなることがあるので覚えておきましょう。
アメックスの審査をスムーズに進めるための5つのコツ
アメックスの審査を通過するためのコツを押さえておくことで、スムーズに進められることもあります。アメックスのクレジットカードを申し込む際に覚えておきたいコツを解説します。
- 記入ミスや虚偽記載をしない
- 記入項目をできるだけ埋める
- 申し込み時に銀行口座設定を行う
- 確実な連絡先を記載する
- 過去の金融履歴を鑑みる
①記入ミスや虚偽記載をしない
申告内容のミスや虚偽がないように何度も確認しましょう。申告内容にミスや虚偽があると、修正をしなくてはいけないため、審査が遅くなります。
また、虚偽申告をした場合、クレジットカードの審査に通った後でも、会員資格の一時停止や取り消しが行われることもあるので決して行わないようにしましょう。
アメックスのクレジットカードを申し込む際には、以下のような項目を記入する必要があります。
- 名前、住所、生年月日などの個人情報
- 年収
- 勤務先
- 居住形態、同居家族
- 借入額や預貯金
クレジットカード会社は入力された情報をもとに信用情報機関に照会をします。そのため、ミスなく申告することで、スムーズに審査を通過できるでしょう。
②記入項目をできるだけ埋める
記入項目はできるだけきちんと埋めるように心がけましょう。記入項目が多く、細かい情報を入力しないといけないため面倒に感じますが、抜けやミスがあるときちんと審査ができないため時間がかかります。正しい情報をきちんと記入しましょう。
特にオンラインで申し込む場合は、メールアドレスの間違いに注意が必要です。また携帯電話のメールアドレスの場合、一部の端末では受信できない可能性があります。特にドメイン指定受信を設定している人は、アメックスのメールアドレスの受信許可設定を行いましょう。
すべてを記入したら間違いがないか何度が確認するのがおすすめです。また念のため、申し込み完了ページに表示される申し込み番号を控えておきましょう。
③申し込み時に銀行口座設定を行う
申し込み時に同時に、カードの利用代金を支払う銀行口座設定を行いましょう。早めに銀行口座設定を行えば、その後の手続きがスムーズになるため、審査通過までの時間を短縮できることもあります。
銀行口座設定にはオンラインと郵送がありますが、オンラインの方が早く登録できるのでおすすめです。ただしオンラインで登録する場合、対象となる金融機関が限られています。設定対象金融機関以外を登録したい場合は郵送を選択しましょう。
アメックスのクレジットカードは支払口座を登録していなくても届き次第すぐに使えますが、忘れないうちに口座設定を行うのがおすすめです。口座が登録されていないと、利用代金を銀行振り込みしなければいけないためで、できるだけ早く口座設定を行いましょう。
④確実な連絡先を記載する
確認の電話がかかってくることもあるため、電話に出られないと審査に通らない可能性が高くなります。必ず電話がかかってくるとは限りませんが、クレジットカードの申し込みをしてしばらくは、知らない番号でも電話に出るのがおすすめです。
また、場合によって所属する会社に在籍確認の電話がかかってくることもあります。これは、申し込み時に記入した会社に、申し込み者が本当に所属しているかどうかを確認するためです。本人がその場にいなくても、本人の在籍が確認できれば完了となります。
⑤過去の金融履歴を鑑みる
過去にクレジットカードやローンなどの滞納や遅延があると、審査に通りづらくなります。滞納や遅延などの金融履歴は個人情報機関に記録されているため、たとえ虚偽の報告をしてもすぐにばれてしまいます。
滞納や遅延を繰り返すと、クレジットカード会社のブラックリストに記録される恐れもあります。アメックスのクレジットカードだけでなく、他社のカードも発行しづらくなるため注意しましょう。
もし、現在滞納や遅延をしている支払いがあるなら申し込み前に支払っておくのがおすすめです。カードの審査に通らなかった場合でも、間を空けずに申し込むのは避けましょう。再度申し込む場合は、前回の申し込み日より6ヶ月以上経過している必要があります。
アメックスのクレジットカードが人気のワケ3選
アメックスは国際ブランドの1つであり、世界5大ブランドの1つです。ではアメックスはなぜ世界中の人々に愛用されているのでしょうか。アメックスのクレジットカードが人気のワケを3つ紹介します。
- ステータスや社会的信頼度の高さ
- 付帯サービスの充実
- 無制限のポイント有効期限
①ステータスや社会的信頼度の高さ
アメックスは、世界5大ブランドの1つに数えられている国際ブランドです。入会条件があり、年会費も他のクレジットカードと比べて高めですが、その分社会的信頼度の高いカードとして知られています。
さらに、カードの付帯サービスや特典も多く、ステータス性の高いカードとしても人気があります。アメックスの場合、一番年会費の安い「スタンダードカード」でもステータス性のあるカードとして扱われます。
これは、アメックスを発行するアメリカン・エキスプレスが長い歴史を誇る会社であることや、一般カードであるグリーンカードでも、年会費が他ブランドのステータスカード並みであることが影響していると言われています。
②付帯サービスの充実
アメックスのクレジットカードは、付帯サービスが充実しているのも特長です。特に空港ラウンジサービスや旅行傷害保険、手荷物無料宅配サービスなど旅行関連のサービスが充実しています。
海外旅行傷害保険などは最高5,000万円まで補償してもらえるため、出張や旅行に頻繁に行く方にもおすすめです。
さらに、買い物関連のサービスもあります。購入後の商品の破損や盗難を補償してくれる「ショッピング・プロテクション」は、アメックスのクレジットカードで購入した商品が破損・盗難に遭った場合、購入後90日間、年間最高500万円で補償してくれます。
③無制限のポイント有効期限
アメックスは日常の買い物や支払いなどさまざまなシーンで、100円=1円でポイントを貯められます。貯めたポイントは通常3年間の有効期限が付きますが、一度交換すれば有効期限が無制限になります。ポイントは航空会社のマイルや他のポイントに交換可能です。
さらにポイントアップグレードプログラムの「メンバーシップ・リワードプラス」に申し込めば、ポイントを交換しなくても無期限になります。つい交換してしまうのを忘れがちなポイントも、無期限なら失効しないので安心です。
さらにメンバーシップ・リワードプラスは、マイル移行レートやポイント交換レートがアップするなどの特典もあります。また年間参加費が3,300円（税込）かかりますが、プラチナカードの会員は無料で登録できます。
アメックスの審査基準はカードによって審査難易度が異なる
アメックスのクレジットカードは種類によって年会費や付帯サービスなどが異なり、審査難易度も異なります。
- スタンダードカード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
アメックスのクレジットカードの種類と審査難易度の目安を、順に解説します。
①スタンダードカード
スタンダードカードは、グリーンカードとも呼ばれるアメックスの一般カードです。年会費は13,200円（税込）と他ブランドのスタンダードカードと比べると高めですが、その分付帯サービスが充実しています。
空港ラウンジが無料で使える「プライオリティパス」や、海外旅行傷害保険、購入後の商品の破損や盗難を補償してくれるショッピング保険などが付帯しています。
審査を通過する目安の年収は300万円以上。会社員や公務員であれば通りやすいといえますが、勤続年数によっても異なります。会社員や公務員なら1年以上、自営業者や会社経営者は3年以上が目安の年数です。
スタンダードカードは他ブランドの一般カードと比べて審査に通りやすいため、初めてのアメックスカードとしてもおすすめだと言えます。
②ゴールドカード
ゴールドカードは年会費が31,900円（税込）と高くなりますが、勤続年数などの審査基準はスタンダードカードとほぼ変わりません。審査に通過する年収の目安は300～500万円です。
会社員や公務員であれば1年以上、自営業者や会社経営者なら3年以上勤めていれば審査に通りやすいようです。そのため、他ブランドのゴールドカードと比べても手に入れやすいと人気を博しています。
さらにスタンダードカードよりも充実したサービスが付帯しています。国内外の約200店舗のレストランで2名以上コース料理を予約すると、1名分の料金が無料に。さらに家族カードを一枚無料で作ることもできるので、家族でポイントを貯められるのも魅力です。
③プラチナカード
プラチナカードは、アメックスの個人向けカードの中でも審査が厳しいカードです。年収の目安は500万円以上であり、勤続年数の長い人やある程度の役職についている人でないと難しいでしょう。
年収の基準を満たしており、過去の利用実績や信用情報に問題がなければ審査を通過しやすくなります。
年会費が143,000円（税込）とプラチナカードの中でも高いですが、その分付帯サービスも多いのが特長です。専用の窓口「プラチナ・コンシェルジュ・デスク」があり、24時間365日カードやサービスに関する問い合わせやレストランの予約、旅行の予約などを代行してくれます。
④ブラックカード
アメックスのブラックカードは「センチュリオンカード」とも呼ばれている最上級のカードです。審査難易度は最難関と言われており、公式サイトにも詳しい情報はありません。申し込み方法も公開されていないため、目安となる年収や勤続年数なども不明です。
基本的には招待制であり、ゴールドカードやプラチナカードで利用実績を積む必要があります。目安となる年収はプラチナカードよりも高い基準が設けられていると考えられます。また通算利用額が多いことや信用情報に問題がないことなども条件として挙げられています。
ブラックカードの条件を満たした人は、アメックスの担当者から連絡があるとされていますので、まずはゴールドカードやプラチナカードを作って利用実績を積みましょう。
アメックスの審査基準をきちんと調べたうえで申し込みしよう
アメックスのクレジットカードを初めて作る人は、まずスタンダードカードから作り実績を積んでいくことで上位のカードも作りやすくなります。それぞれの審査基準をしっかり調べたうえで申し込みをすれば、審査に通過しやすくなるでしょう。
